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【紹介】マツイ先生の課外授業②「なぜゲーム禁止なの?」

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※この記事はブログサークルで交流している元中学教師・塾経営をなさっているマツイ ケイスケさんとのコラボ企画です。

 

子供からの鋭い質問や答えにくい質問に、元教師であり塾を経営されている教育のプロ、マツイ先生にズバッと答えていただく企画の第2弾。

 

マツイ ケイスケさんは中学校理科教師を経て、不登校の生徒、問題行動を起こす生徒、学校の授業についていけない生徒などを対象とした塾を開いている先生。
子供の接し方について詳しく解説しているブログ「元教師が教える思春期の子どもへの接し方のコツ」を運営。

リンク:ブログサークル マツイ ケイスケさん

 

今回のテーマは、「なぜゲーム禁止なの?」
子供の間ではDSやプレイステーションなどが流行しているが、小学生は特にゲームを禁止している家庭もたまに見受けられる。
もし先生の立場で子供に「なぜゲーム禁止なの?」と聞かれたとき、どう答えるべきだろうか。

今回も内容のボリュームが大変多いので、早速本題に。

 

 

 

私は子供のゲーム賛成派ですが、知人は断固反対派で子供にゲームを買い与えていません。
まず確認したいのですが、マツイ先生は子供が携帯ゲーム機を持つことについて賛成ですか?
1-2 私は、ゲーム賛成派です。
子どもは、毎日学校や部活、習い事などでストレスや疲労を感じています。特に思春期の子どもにとって、学校や部活、習い事で様々な人と関わり合うことはかなりのストレスになります。
1-2 その子どもの息抜きやストレス発散として、1日30分~1時間程度ゲームをすることは子どもの精神面上非常に良いことだと考えています。
 

 

ゲームは子供のコミュニケーションツールにもなりますよね。
1-2 ゲームを持っていることが、1つの「ステータス」になることもあります。これは、特に小学生に多いのですが、そのゲームを知らない、ゲームを持っていないことで、遊び仲間や話し相手になってもらえないこともあります。
1-2 子どもは大人よりも弱い生き物です。仲間外れにされたり話し相手になってもらえなかったりすることは、非常に辛いことなのです。
 

 

本題の「なぜゲーム禁止なの?」と聞かれたときは、どう答えるべきですか?
1-2 私が子どもから「ぼく(私)の家ではゲーム禁止なんですけど、どうしてゲームをしてはいけないのですか?」と聞かれたら、「それが君の家のルールだからだよ。」と答えます。
1-2 それから、「ゲーム禁止なんてとても厳しいね。良かったじゃないか。」と言ってあげます。
おそらく子どもは、「なんでですか?全然良くないです。」と答えると思います。
1-2 そこで、「世の中には様々なルールがあって、みんなそれを守って生きているんだ。子どものうちはまだそんなにルールに厳しくないけど、大人になったら守らなくてはいけないことがたくさんあるんだ。今のうちから厳しいルールを作ってルールを守る練習をさせてくれるなんて、とても素晴らしい親だと思うよ。」
と親のありがたさを伝えながら子どもに納得させようとしますね!
1-2 また、「ゲームがしたかったら、仲良しの○○君に頼んで一緒にやらせてもらいなよ。」と子どもに逃げ道を伝え、ストレス発散できる場所や方法も教えておきます。
 

 

なるほど、「ルールを守る練習」ですね!
逃げ道も一緒に作ってあげるというのも、子供にとっては嬉しいことですよね。
万が一親に怒られても「先生にこう言われたから」という言い訳もできますし。
 

 

ちなみに、親はどのように子供を納得させれば良いでしょうか?
1-2 もし、ゲームをどうしても禁止したいというのであれば、「世の中にはたくさんルールがあるし、その家によってもルールがある。この家では、ゲーム禁止がルールなんだよ。大人になってからはもっといろいろなルールを守らなくてはいけないんだ。ルールを守る練習として将来の役に立つよ。」と言いますね。
1-2 ただ、それだと子どもの不満だけが溜まってしまうので、「その代わりに、友達と遊ぶ際に一緒にゲームさせてもらうのは構わないよ。夕方5時までに家に帰ってくれば、お母さん(お父さん)は何も怒らない。」と付け足しておきます。
そうすれば、多くの子どもは「分かった」というでしょう。
 

 

子供を説得するときのポイントはありますか?
1-2 この場合に限りませんが、子どもに何か指導をしたり叱ったりしたときは、終わった後の子どもの「表情」をしっかり見なくてはいけません。
1-2 納得した表情、すっきりとした表情をしていれば指導は成功したと言えます。しかし、不満そうな表情や納得いっていない表情の場合は、指導が失敗しています。その状態のまま指導を終えるのは良くないですね。
 

 

ゲーム賛成派だったとしても、やはりルール(1日1時間など)を設けるべきですよね?
1-2 そうですね。ゲーム賛成派でも、ルールは絶対に設けるべきだと考えています!ゲーム賛成なら賛成、反対なら反対であらかじめルールやきまりを設けると良いですね。
 

 

色々と教えていただき、ありがとうございました!

 

まとめると、「なぜゲーム禁止なの?」の最適な答えは、「その家のルールだから」と親の教育を尊重した答え方がベター。さらに逃げ道を用意してあげるフォローもしてあげるべきとのこと。

 

さらに、マツイ先生は賛成派だったが、ほかの先生方がどう考えていらっしゃるかを聞いてみた。

 

1-2 どの先生も子どものことを第一に考えています。その子が「ゲームをすることでストレス発散、息抜きができている」というのであれば、それは「良いこと」だととらえる先生が多いと思います。

 

やはり子供のストレス発散・コミュニケーションツールとして、ゲームが有効であると先生方は認識しているようである。
さらにもう1点、気になっていたことを聞いてみた。

 

 

 

もし子供から「家でゲームをやりたいから説得してほしい」と相談された場合、先生が保護者を説得することもあるのでしょうか?
1-2 先生が家庭のことに首を突っ込むことはあまりありません。教育基本法や民法に書いてある通り、子どもに対する教育の義務、権利、責任は親が1番なのです。
親が家庭で作ったルールに口を挟むことは、ほとんどないですね。

 

父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする

教育基本法第10条

親権を行う者は、子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。

民法第820条

 

1-2 ただ、家庭のルールのせいで子どものストレスが溜まり、学校で爆発して他の生徒に迷惑をかけていたりする場合には、保護者に事情と学校での子どもの様子について話をしますね。

 

つまり、学校生活に支障がない限り、家庭のルールを優先するという。

 

今回も全体的に先生の視点ならではの、なかなか聞く機会が少ない話が多かった。
子供の接し方がよくわかるマツイ先生のブログは、本ブログのTOPのRSS配信と以下のリンクから閲覧可能。
興味深いお話も多く掲載されているので、ぜひ一度訪れてほしい。

 

リンク:元教師が教える思春期の子どもへの接し方のコツ

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