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【紹介】マツイ先生の課外授業③「宇宙人はいるの?」

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※この記事はブログサークルで交流している元中学教師・塾経営をなさっているマツイ ケイスケさんとのコラボ企画です。

 

子供からの鋭い質問や答えにくい質問に、元教師であり塾を経営されている教育のプロ、マツイ先生にズバッと答えていただく企画の第3弾。

 

マツイ ケイスケさんは中学校理科教師を経て、不登校の生徒、問題行動を起こす生徒、学校の授業についていけない生徒などを対象とした塾を開いている先生。
子供の接し方について詳しく解説しているブログ「元教師が教える思春期の子どもへの接し方のコツ」を運営。

リンク:ブログサークル マツイ ケイスケさん

 

今回のテーマは、「宇宙人はいるの?」
子供からの質問で多いもののひとつは、「宇宙人はいるの?」という質問だという。子供らしい好奇心旺盛な質問であるが、大人でも根拠を含めてスパッと答えられる人は少ないと思う。

今回は1~2弾と異なり、初めて主張の対立があった。
どちらのアプローチが正しい・間違っているということはないが、それだけ人により議論が深まるテーマであるということが言える。

注目の内容は次のとおり。

 

 

 

今回はマツイ先生が実際に聞かれたことのある質問「宇宙人はいるの?」をテーマにしたいと思います。答えるアプローチは色々ありそうですので、盛り上がりそうな感じがします。
1-2 この質問はこれまで何十回もされてきました。
私が子どもから「宇宙人はいるのか。」と聞かれたら、「宇宙人はいないね。」と言ってきました。
1-2 「火星人はいるんじゃないんですか?」などと言われても、「火星人も絶対にいないね。」と容赦なく言ってきましたね。

 

マツイ先生は、宇宙人の存在に関しては完全否定

私は宇宙人はさておき、地球外生命体はいる可能性が高いと考えているため、すでにこの時点で主張の対立が……。

 

さらに、マツイ先生は実際の解答例を示してくれた。

1-2 「生命の誕生には『水』や様々な物質が必要なんだ。水やそのような物質がないと生物は誕生しないからね。」と説明します。
多くの子どもは、「じゃあ水がある星があれば、そこには宇宙人がいるんじゃないのですか?」と聞いてきます。
1-2 「水があっても生物が誕生するとは限らないんだ。地球では、何億年もの時間をかけて奇跡的に生物が誕生した。ヒトが誕生したのは、地球の歴史からしたらつい最近のことだし、様々な困難を乗り越えながら奇跡を重ねてここまで進化してきたんだ。」
1-2 「生物が誕生するのはものすごく奇跡的なことだし、その奇跡の積み重ねで、今僕たちのような人間がいるんだ。だから、たとえ水がある星があっても生物はいないと考えられる。」
1-2 「たしかに、まだ調査できていない星もたくさんあるし、地球と似たような環境の星もあるかもしれない。奇跡的にそのような星があったとしても、僕たちみたいな「人間の形」をしている生き物は絶対にいないだろうね。人間を含めてこの地球上の生き物は、どれも奇跡の集まりだからね。」と答えます。

 

マツイ先生は生命誕生が奇跡的な確率で起こった出来事であることを強調する。
その理由は、この後子供に説く生命の尊さへの布石であった。

 

1-2 「何億年物時間をかけて受け継がれてきた奇跡の命をみんなは持っている。一人ひとりが奇跡の集まりなんだ。だから、その奇跡の命を大切にしなくてはいけない。誰かの「心」を傷つけたり、動物の「命」を粗末に扱うことは、絶対に許されない行為なんだ。」
1-2 「ちょっと、話がそれちゃったね。でも、これが宇宙人がいない理由だよ。分かったかな。」とまとめます。
1-2 私は、宇宙人の話が出たら、今の人間を含めた生物の誕生が奇跡的なことだと伝え、「宇宙人」はいないよ。と伝えてきました。そのまま、私たちの命の重みやありがたさについての話につなげることが多かったです。
 

 

なるほど、マツイ先生は教育的アプローチによって、いのちの尊さを伝えようとしたのですね。
1-2 「でも俺、○○君のこと嫌いだしな。」などと言ってきたら、「10億年前は超仲良しだったかもしれないね。奇跡の命は大切にしなきゃ。」というように、普段と違うアプローチをすると、良い反応が返ってくることもありました。

 

そう、マツイ先生は教育的アプローチにより宇宙で稀有な存在である人類の尊さを教えようとしたのである。
私は、科学的アプローチから「科学への興味」を子供に持ってもらうことを提案してみた。

 

 

 

まず、「宇宙人はいるか」の問いに関して私の見解は、マツイ先生と似ていますが「ヒト同じ形状としては存在しない可能性が高い」と考えます。
「地球外生命体がいるか」なら、「いる可能性が高い」と考えます。このあたりはマツイ先生と若干違います。
 

 

根拠として次の理由が考えられるからです。
根拠1:宇宙では赤色矮星のほうが主流
根拠2:地球人は少数派である可能性が高い
根拠3:調査できる宇宙の範囲はごく狭い

 

(根拠1)銀河系の約80%赤色矮星、かつ圧倒的に長寿命

(根拠1)銀河系の約80%赤色矮星、かつ圧倒的に長寿命

About 80% of all stars in the known Universe are red dwarf stars, which range from 0.075-0.5 solar masses.

(和訳)
既知の宇宙にある星の約80%が、0.075~0.5太陽質量の赤色矮星です。

IFL SCIENCE

 

(根拠2)統計学的に考えると知的生命体は人間より大きく、暗い星に適応した生命体である場合が多い

(根拠2)統計学的に考えると知的生命体は人間より大きく、暗い星に適応した生命体である場合が多い

 

(根拠3)人類が知覚可能な宇宙は全宇宙の0.00000000001%

(根拠3)人類が知覚可能な宇宙は全宇宙の0.00000000001%

 

 

 

きっとそのような質問をする子供たちは宇宙に興味をもって質問しているのだと思います。
私としては子供に未知のモノに対する探究心や学習意欲をもってもらいたいと考え、きっと「探せばどこかにいるかもしれない」と答えると思います。
 

 

そして、現在宇宙を研究している取り組みはどんなことで、学者はどう考えているのかを簡単に紹介します。
1-2 私も、「宇宙人を見つければノーベル賞取れるかもね。」「最初に宇宙人見つけたら自分の好きな名前つけられるかもしれないね。」などと付け加えることも多かったです。そうすると、さらに興味を持ち、自分でいろいろと調べてくる子どもが多かったです。

 

マツイ先生の回答はおそらく正解だろうし、私の主張もまた正解かもしれないと感じた。

 

 

 

「宇宙人はいるか」という問いへの「正しい答え」は現時点でははっきり分からないですが、「いる」にせよ「いない」にせよ、宇宙人を通して「生命の尊さ」を説くのは、すばらしいことと思います。
今回もありがとうございました!
1-2 「生命の不思議」にふれると子どもはワクワクします。子どもの科学的な探求心を育てるためにも、子どもの関心をひく答え方は大切だなと思ってきました。
こちらこそありがとうございました!

 

科学の先生でありながら、「いのちの授業」を行うマツイ先生に興味をもった人も多いのではないだろうか。
子供の接し方がよくわかるマツイ先生のブログは、本ブログのTOPのRSS配信と以下のリンクから閲覧可能。
興味深いお話も多く掲載されているので、ぜひ一度訪れてほしい。

 

リンク:元教師が教える思春期の子どもへの接し方のコツ

 

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