【今日のトリビア】フルートは、木管楽器

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フルートは金属製の横笛であり、金管楽器のイメージであるが、分類は木管楽器である。

フルートは木管楽器の一種で、リードを使わないエアリード(無簧)式の横笛である。

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その理由は、フルートの歴史を遡ることで理解できる。

まず、フルートの誕生は紀元前であり、奈良・正倉院にもフルートが保管されている。骨・土・木などを利用した横笛が、フルートの原型であるとされている。
1847年に金属製フルートが発明されるまで、木製が主流であった。

一方、現在我々が使用しているフルートにつながる横向きに構える方式の笛が、いつどこで最初に用いられたのかはわかっていないが、一説には紀元前9世紀あるいはそれ以前の中央アジアに発祥したといわれており、これがシルクロードを通ってインドや中国に伝わり、さらに日本やヨーロッパにも伝えられていったと考えられている。奈良・正倉院の宝物の中に横笛があるので、奈良時代までに日本にも伝わっていたことは明らかである。

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1820年ごろから活躍していたイギリス人フルート奏者 C. ニコルソン(Charles Nicholson 1795年 – 1837年)は、その手の大きさと卓越した技術によって通常よりも大きなトーンホールの楽器を演奏していた。ドイツ人フルート奏者で製作者でもあったテオバルト・ベームは、1831年にロンドンでニコルソンの演奏を聴いてその音量の大きさに衝撃を受け、自身の楽器の本格的な改良に着手した。
ベームはその後も研究を続け、1847年に次のようなモデルを発表した。

  • 円錐形だった管体を円筒形にし、音響学に基づいてトーンホールの位置を決め直した。同時に、高音域のピッチ改善と発音しやすさのため、円筒形だった頭部管を略円錐形にした。これにより、円筒管だったルネサンス・フルートのような明るい音が得られた。
  • 管体を木製から金属(銀)製に変更した。これにより、トーンホールをさらに大きくすることができ、割れないよう油を塗布する必要もなくなった。
  • 1832年のモデルで採用したリングキーは廃止して、トーンホールを全てキーで開閉する方式(いわゆるカバードキー)とした。これにより、女性など指が細い奏者でも大径のトーンホールを容易かつ確実にふさぐことができるようになり、運動性能が向上した。

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17世紀の木製フルート(Wikipedia)

木製フルート(Wikipedia)

つまり、フルートのルーツは木製であり、長らく木管楽器として親しまれていたことから、木管楽器という分類になっている。

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