雑学・トリビア

【今日のトリビア】コンビニより、お寺のほうが多い

投稿日:

0a2ba452c1ded8a1fb4d848d2b456ca7_s

コンビニエンスストアは全国で広がっており、首都圏では1分歩けば見つかるほど多くの店舗がある。

千代田区内のセブン-イレブン(セブン-イレブン公式より)

千代田区内のセブン-イレブン(セブン-イレブン公式より)

コンビニは全国に数多くあるにも関わらず、未だに寺院のほうが多くあるという事実を知る人は少ない。

 文化庁の『宗教年鑑2013年度』によると、全国に寺院は7万7342カ寺存在し、僧侶は約33万8895人に上る。

一方で日本フランチャイズチェーン協会が発行する『コンビニエンスストア統計調査月報(2014年10月版)』は、全国のコンビニ数を5万1476店と報告している。寺院のほうが2万5000軒以上、多いのである。

日経ビジネス 2015年1月14日

コンビニエンスストア統計調査月報
2016年6月 店舗総数 54,157

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会

宗教年鑑 平成27年版
仏教系単位宗教法人 合計 77,304

文化庁

 

原因は、江戸時代の国家政策である檀家制度である。
現在の国勢調査を、お寺で行っていた名残りとして、全国各地に寺院が建てられた。

 先ほど寺はコンビニの数よりも多いと述べたが、東京都内だけでも2871カ寺もある。都内に寺が多いのは江戸時代、徳川幕府が寺檀制度を整え、寺を整備したことに由来する。

地方都市の寺院分布を俯瞰してみると、1村○カ寺といったように比較的、計画的、合理的に散らばっているところが多い。これも幕府の寺院政策の名残で、1カ寺当たりの檀家数などを考慮しながら寺院編成していった経緯がある。

日経ビジネス 2015年1月14日

 

業績の悪化で撤退を行うコンビニとは異なり、寺院は簡単に解散や撤退を行うことができないことも、要因となっているようだ。

 寺を支えるのは地域経済やマンパワーだ。寺の所在地に人が少なければ、それだけ寺は困窮する。
寺は、客数や売り上げが減れば自然と淘汰されていくコンビニのようにはいかない。檀信徒との結びつきが残っている以上、寺は供養・信仰の場を継続する責務を負う。
また、地域の人口動態などを反映した組織改編ができるかといえば、それも不可能だ。全国7万7342カ寺のそれぞれが宗教法人格を有しており、解散手続きは容易ではない。

日経ビジネス 2015年1月14日

 

-雑学・トリビア
-,

Copyright© 蒼のモノリス , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.