新たに星を発見した人には命名権があるが、ユニークな星の名前も存在する。
その中には、なんと「たこやき」という名前の星もあるという。
たこやき (小惑星)
たこやき (6562 Takoyaki) は、太陽系の火星と木星の周回軌道の間に位置する小惑星の一つである。1991年11月9日に北海道の箭内政之、渡辺和郎によって発見された。
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なぜこの名前になったかというと、2001年に大阪で開催された「宇宙ふれあい塾」にて、事前に公募された名前の中から、子供たちが拍手で命名を決定するというイベントが行われたため。
大阪の子供たちには「たこやき」という名前が最もウケたようだ。
子供たちの提案による小惑星「たこやき」、誕生
小惑星(6562)TAKOYAKI は、2001年の宇宙の日にちなみ、大阪で開催された「宇宙ふれあい塾2001」の会場において、事前に公募した小惑星の名前の候補の中から、子供たちの拍手により選出されたものです。小惑星の名前の候補として、事前に31個の案が寄せられましたが、これを実行委員会で5つに絞り込みました。そして、ふれあい塾の当日、来場した参加者に拍手をしてもらい、最も多かった「たこやき」を提案することが決まったのです。
小惑星の命名の条件は色々と制約があるが、以下の条件を満たせばどんな名称を付けても良いとされている。
【小惑星の命名条件】
- 前に名付けられているものと重複していないこと。
- 他の天体につけられている地名や天体名などと著しく類似していないこと。
- 発音がしやすいこと。
- 1語であることが望ましい。ただ、名前のように2語以上に分かれる場合、1語として登録することも可能です。
- アルファベットで16文字以下であること。
- 公序良俗に反しないものであること。
- 人名については、その個人が政治家、あるいは軍人である場合、死後100年以上経過していることを原則とする。
- 政治、あるいは軍事に関連するできごとに関しては、それが起きてから100年以上経過していることを原則とする。
- ペットの名前は原則として好ましくない。
- 商業的な理由での命名は認められない。
残念ながら小惑星「たこやき」の外観はわからなかったが、たこやきのようなまん丸の星である可能性は低そうである。